パソコンやスマートフォンを使うようになってから、猫背の人が増えました。
猫背を正そうとして、単純に背筋を伸ばしても、また元通りに猫背になってしまいませんか?
猫背を治すには、背骨だけをまっすぐにしても効果がありません。
首の位置にも注目して、首から猫背を改善しましょう。
今回は、猫背を首から直す方法をご紹介します。
目次
猫背の原因
パソコンやスマートフォンを長時間使っていると、無意識の間に背中を丸めてしまいますね。
背中が丸まってしまうのは、前かがみの姿勢になっているからです。
すると、本来あるべきところに頭蓋骨がなく、前に少し出てしまっているため、それが習慣化されて猫背になります。
また、この習慣により、肩や首に負担がかかりすぎるので血流が悪くなり、コリやめまい、目のかすみなどが起こっていることも多いです。
ストレートネックとは?
前かがみの姿勢になって、猫背になってしまう状態が長期続くと、ストレートネックと言う首の症状も起こります。
ストレートネックと言う言葉は、最近よく聞くようになりましたよね。
特に、スマートフォンを使う人はストレートネックに気をつけなければいけません。
ストレートネックとは、本来の首のカーブが失われて、ストレートになってしまう症状のことをいいます。
首の骨は菜々子の頸椎で成り立っています。
頸椎が連なりながら、カーブを保ち、頭蓋骨を正常な位置に保っています。
しかし、頸椎のカーブが失われてストレートになってしまうと、首や肩周辺の筋肉や、後頭部にコリが生じやすくなります。
また猫背のストレートネックにより治りにくくなります。
さらに肩や首のコリにとどまらず、頭痛やめまい、吐き気、腕のしびれなども出てくることがあるので、重症化する前に対処しなければいけません。
首から猫背を治す方法
それでは、首から猫背を治す方法をご紹介します。
この方法は、座っていても実践できるので、デスクワーク中にもできます。
できれば、1時間に1回実践するのが理想的です。
1. 一緒にリラックスした状態で座り、背筋を伸ばします。顎に両手を添えたら、少し押して、顎を引きましょう。喉元に押し付けるようなイメージで押します。そのままの状態で5秒間キープします。
2. 1の状態から、両肘を横に開いてから後ろに引きます。その時に胸が張った状態になりますね。その状態のまま背筋を伸ばして5秒間キープします。腰を必要以上に反りすぎないように気をつけましょう。
気持ちがいいと思う位の伸びで行うようにしましょう。
痛いのに我慢して無理矢理伸ばすと、首などの怪我の原因になるので気をつけましょう。
まとめ
猫背が増える一因は、パソコンやスマートフォンの使用で前かがみの姿勢が続き、背中が丸まることです。この猫背は首や肩に負担をかけ、血流の悪化やコリ、めまいなどを引き起こす可能性があります。
また、長期間の猫背が続くとストレートネックと呼ばれる首の症状が現れ、頭痛やめまい、吐き気、腕のしびれなどが起こることもあります。
ストレートネックの予防や改善には、首のカーブを保つことが重要です。
座っている時に実践できる首から猫背を治す方法を紹介します。
リラックスした状態で座り、背筋を伸ばして顎に両手を添え、少し押して顎を引く。この状態を5秒間キープする。
その状態から両肘を横に開き、後ろに引き、胸を張る。この状態で背筋を伸ばし、5秒間キープする。腰を必要以上に反りすぎないように注意する。
これらの方法は、デスクワーク中でも実践可能で、1時間に1回程度の頻度で行うと効果的です。無理な伸ばし過ぎは怪我の原因になるので注意が必要です。気持ちよい程度の伸びを心掛けましょう。