乾燥肌は化粧品だけでは改善できません。
食生活で肌の乾燥を防ぐ食品を食べ、逆に肌の乾燥をひどくしてしまう食品を避けるなどして食生活も改善しなければいけません。
今回は、乾燥肌のインナーケアの一つとして改善に役立つ食品と避けた方がいい食品をご紹介します。
目次
肌の乾燥を防ぐオイル
肌の乾燥を防ぐオイルは、亜麻仁油やエゴマ油、青魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を含むオイルです。
これらのオイルは、良質のオイルと言われており、肌の細胞膜を覆って保護する役割を持っています。
つまり、乾燥により薄くなっているバリア層を補うように保護して乾燥を防いでくれます。
亜麻仁油は寒い地方に生息するアマという植物の種子から採れる食用オイルで、エゴマ油はシソ科の一年草のエゴマという植物から採れる食用オイルです。
また、DHAやEPAはサバやサンマ、イワシなどの青魚に含まれているオイルです。
血液を増やす鉄分と葉酸
肌に必要な酸素と栄養素を運んでくれるのが血液です。
血液が不足すると、酸素や栄養を運ぶ力が低下するので肌が乾燥しやすく、肌質も低下します。
単純に、血流の促進も重要ですが、その前に血液量を増やさなければ血行は促進されません。
そこで必要なのが鉄分と葉酸です。
鉄分は血液を作るときに、葉酸は鉄分の吸収力を高めるのに必要な栄養素です。
鉄分は、レバーやひじき、ほうれん草、赤身の肉などに多く含まれています。
葉酸は、焼き海苔や納豆、うなぎの肝、モロヘイヤ、枝豆などに多く含まれています。
肌を乾燥させる食べ物
逆に肌を乾燥させてしまう食べ物も知っておく必要があります。
肌を乾燥させる食べ物は乳製品に多いです。
牛乳やヨーグルト、チーズ、生クリームなどは過剰に摂りすぎないように注意しましょう。
乳製品に含まれる脂肪分は、肌が水分を補おうとするときに妨げとなり、肌の乾燥を招く要因になります。
ダイエットや便秘解消のために、ヨーグルトを積極的に食べているという人が多いかもしれません。
乳酸菌やビフィズス菌は腸内環境を整える働きがありますが、実は日本の発酵食品にも同じような働きがあります。
例えば、味噌やぬか漬け、納豆、麹などですね。
乳製品のヨーグルトを日本の発酵食品に変えて、肌が乾燥しないように対策するのも一つの手段です。
食べ物を変えれば、必ず肌は変わります。
しっかり保湿しているのに乾燥肌が改善されない人は、普段の食生活に注目してみてくださいね!
まとめ
肌の乾燥は化粧品だけでなく、食生活も重要です。肌を保護し乾燥を防ぐためには、特定の食品が役立ちます。
亜麻仁油やエゴマ油、青魚のDHAやEPAを含むオメガ3脂肪酸を摂取することで、肌の細胞膜を保護し、乾燥から守ります。
また、血液の量や質を向上させるためには、鉄分と葉酸が重要です。レバーやひじき、ほうれん草、赤身の肉には鉄分が豊富で、焼き海苔や納豆、うなぎの肝、モロヘイヤ、枝豆には葉酸が含まれています。
一方で、肌を乾燥させる可能性のある食品も避ける必要があります。
乳製品の摂取は過剰に注意が必要で、牛乳やヨーグルト、チーズ、生クリームなどは肌の水分補給を妨げる可能性があります。代わりに、日本の発酵食品である味噌、ぬか漬け、納豆、麹などを取り入れることで、乳製品の代替となりつつ肌の乾燥を抑えることができます。
食生活の改善は、しっかりとした保湿と合わせて乾燥肌の改善に効果的です。食べ物の選択に注意を払い、肌の健康をサポートしましょう。