長時間椅子に座っていたりデスクワークをしていると、股関節のリンパの流れが悪くなります。
股関節のリンパが詰まると、足がむくんだり代謝がダウンする原因にもなります。
また、内臓の働きが悪くなるケースあるので、特に長時間椅子に座る作業をする人には、股関節をほぐすストレッチをおすすめします。
今回は、股関節の緊張をほぐすストレッチ方法をご紹介します。
目次
長時間のデスクワークによる股関節のトラブル
長時間のデスクワークなどで椅子に座った姿勢が続くと、股関節を曲げた状態のまま過ごすことになるので、リンパの流れが悪くなってしまいます。
また、股関節の前にある筋肉が縮んでしまい、圧迫された状態になっているので、股関節症という症状が出る人もいます。
リンパの流れが悪くなることで、単純に足のむくみがひどくなるケースがほとんどですが、股関節症などの病気につながる恐れもあるので、気をつけなければいけません。
特にデスクワークは、長時間集中して作業を行うため、知らず知らずのうちに股関節に力が入り、筋肉が硬直しやすいです。
足のむくみや代謝の低下、股関節症の予防のためにも、こまめに股関節の緊張をほぐす必要があります。
椅子に座ったままできる股関節ストレッチ
股関節ストレッチで一番おすすめなのが、座ったままできるストレッチ方法です。
椅子に座ったままできる股関節ストレッチの方法は、次の通りです。
1.椅子に浅く腰掛けて背筋はピンと伸ばし、リラックスした状態で座ります。目線は真正面に向けましょう。
2.左足の膝の部分に右足のかかとを乗せます。右足の膝は曲げた状態になります。
3.右足のつま先を手で支えながら上半身をゆっくりと前に倒していきます。倒し切ったところで10秒間ほど静止します。
片方ずつ5回ほどストレッチし、1日に3セットほど行うのが理想的です。
寝る前に行う股関節ストレッチ
寝る前に、仰向けに寝たまま行える股関節ストレッチもあります。
方法は、次の通りです。
1.仰向けになった状態で、左の膝を手で抱えて体に引き寄せます。
この時に右足が曲がったり、床から離れないように気をつけましょう。
2.引き寄せた左膝をそのままの状態で、10秒間ほどキープします。
3.引き寄せていた左膝を体から少し離して、右手で左膝を持ち、右方向に倒していきます。この時に下半身が右に倒れないようにまっすぐ前に向くように意識しましょう。右方向に倒し切ったところで10秒間ほどキープします。反対も同じように行います。
左右交互に5回ずつ繰り返し、1日に3セットほど行うのが理想的です。
まとめ
長時間のデスクワークは股関節の緊張を引き起こし、リンパの流れを悪化させるため、足のむくみや代謝の低下の原因となります。
股関節の緊張をほぐすために、以下のストレッチをおすすめします。
椅子に座ったままできる股関節ストレッチ
1. 椅子に浅く腰掛けて背筋を伸ばし、リラックスして座る。
2. 左足の膝に右足のかかとを乗せる。
3. 右足のつま先を手で支えながら、上半身をゆっくり前に倒して10秒間静止する。
片方ずつ5回、1日に3セット行いましょう。
寝る前に行う股関節ストレッチ
1. 仰向けになり、左膝を手で抱えて体に引き寄せる。右足は床に付けたまま。
2. 左膝を10秒間キープする。
3. 左膝を体から少し離し、右手で持って右方向に倒して10秒間キープする。
左右交互に5回ずつ、1日に3セット行うのが理想です。
これらのストレッチを日常に取り入れ、股関節の緊張をほぐして健康を保ちましょう。