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大人にも増加中!百日咳の症状と対策法—乾燥季節に気を付ける予防方法と治療法

健康

重症化すると、何度も咳が出ることで息苦しくなったり、1年以上も長引いてしまうと言う百日咳は、子供だけではなく大人にも多い病気になってしまいました。
咳が出るのが主な症状ですが、ふらつきや倦怠感などを感じる人もいます。

乾燥の季節は、百日咳に問わず、様々な細菌に感染しやすくなります。
感染力の高い百日咳なので、春先の乾燥の季節も予防に気をつけなければいけません。

今回は、大人にも増えている百日咳の症状と対策法についてお話しします。

目次

百日咳とは?

百日咳とは、呼吸器感染症のひとつで昔は子供に多い病気として知られていました。
近年の世界の百日咳感染者は2000万人から4000万人に上ると言われており、これまでに百日咳に感染したことがない人でも、他人ごとではないような状態になってきました。

感染力がかなり高いため、免疫力が低下している時に感染しやすく、最近は子供だけではなく大人も発症するようになってきました。
特にこの10年間では、大人の百日咳患者が増えており、百日咳患者の大人の割合が2001年には2.8%だったのが、2010年には56%にまで上がっています。

百日咳の症状

百日咳の症状は、初期が軽い風邪のような症状で、次第に悪化すると頻繁に咳の発作が起こり、息苦しくなることもあります。
中には、咳が出ないという人もいますが、大半の場合、咳の発作が起こります。

百日咳を発症してから2週間目がカタル期で、軽い風邪のような症状が続きます。
3週間目になってくると、頸咳期(けいがいき)に入り、咳がだんだん激しくなってきます。

その後、2週間から3週間が回復期となり、だんだん咳も治っていきます。

しかし、症状が一年以上続いたり、喉の痛みが強く、微熱が出たり、倦怠感、ふらつきなどを伴う人もいます。
あまりにも症状が重症化していたり、長期間続くようであれば、再び病院で診てもらうべきです。
百日咳がきっかけで併発する病気もあります。
大人の場合は、尿道炎や膀胱炎、胸膜炎などです。
少しでも、症状に異変を感じた場合は早い目に病院に行きましょう。

百日咳の対策方法

百日咳を防止するための対策方法を実践して、なるべく感染しないように心がけましょう。
ここで、百日咳を防止するための対策方法をご紹介します。

マスクの着用

百日咳の予防は、マスク着用が基本です。
百日咳の細菌は、感染者の咳やくしゃみなどによって感染する上に、感染力がかなり強いので、マスクをしていなければうつる確率がすごく高くなります。
特に乾燥の季節は、細菌の感染力が高まるため、マスクの着用をおすすめします。

免疫力が下がっていると自覚があるときは、特にマスクの着用を徹底しましょう。

うがいと手洗い

マスクの着用だけではなく、こまめなうがいと手洗いが効果的です。
手に付着した百日咳の細菌が、食事などの時に口から入ってしまう恐れがあります。
また、マスクをしていたとしても、どこからか細菌が侵入して、喉の粘膜に付着すると感染してしまう恐れがあります。

こまめに、うがいと手洗いをしていれば、細菌が付着したとしても取り除くことで感染を防ぎます。

予防接種

日本では、百日咳の予防接種も行われています。
有名なのはインフルエンザの予防接種ですが、実は、百日咳の予防接種もあります。
予防接種法に基づいて行われている百日咳の予防接種は、4種混合ワクチンです。
元々は、子供のための予防接種でしたが、最近は大人でも予防接種を受ける人が多いです。

まとめ

百日咳は、かつては子供に多い疾患として知られていましたが、近年では大人にも増えています。

感染力が高く、免疫力が低下している時に感染しやすい傾向があります。症状は初期は風邪のような軽い症状から始まり、次第に咳の発作が頻繁に起こり、息苦しくなることもあります。

百日咳は、2週間目からカタル期、3週間目から頸咳期に入り、その後回復期を迎えますが、症状が一年以上続く場合や重症化する場合もあります。

対策としては、マスクの着用、うがいと手洗いの徹底、そして予防接種が挙げられます。特に乾燥の季節は感染リスクが高まるため、注意が必要です。百日咳の予防には、個々人の意識と積極的な予防策の実施が欠かせません。

 

 

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