意識しない限り、口呼吸で過ごしている人の方が多いかもしれません。
しかし、口呼吸にはデメリットがいっぱいです。
特に冬は、風邪のウイルスが空気中に飛んでいたり、乾燥しやすいためにウイルス感染しやすいです。
そんなトラブルを防ぐのが、口呼吸ではなく鼻呼吸です。
口からの呼吸ではなく、鼻からの呼吸に切り替えていきませんか?
今回は、鼻呼吸のメリットをご紹介します。
目次
鼻毛がフィルターになって感染を防ぐ
鼻には鼻毛というフィルターがありますが、口には毛はありません。
ですから、口から呼吸をしていると、空気中のウイルスや細菌が、体内にそのまま入り込んでしまいます。
鼻毛はゴミや細菌を体の中に入れにくくするためのフィルターでもあります。
鼻で呼吸をしていれば、細菌やウイルスが入りにくくなるので、風邪や病気予防につながります。
空気を温めて体の冷えを防ぐ
鼻呼吸は、肺に酸素を送り込むまでに体温に近い温度にしてくれる効果もあります。
すると、肺などの内臓が冷えにくくなるので冷え解消に繋げていけます。
特に冬の外気は冷たいですね。
口呼吸をしていると、冷たい空気がそのまま体内に入ってしまうので、体の中からどんどん冷えてしまうのです。
寒い時こそ、鼻から呼吸をするようにすれば、冷えを防げます。
空気を湿らせて小さなゴミをシャットアウトする
鼻呼吸には、乾いた空気を湿らせてから体内に送ってくれる働きもあります。
外からの乾燥した空気を湿らせてから体内に送ると、肺や気管支を守れます。
乾燥した空気の中で口呼吸をすると、咳き込んだという経験はありませんか?
それは、肺や気管支が乾燥により刺激を受けたからです。
また、湿らせることによってゴミが体内に入るのを防げます。
湿らせることで防げるのは小さなゴミで、湿ることで重くなって鼻の粘膜にくっつくのです。
熟睡できるから免疫力が上がる
鼻呼吸をすると、体内に多くの酸素を取り入れられます。
それは、もともと人間は鼻で呼吸していたからです。
ヨガ呼吸法でも、息を吸い込むときは鼻呼吸ですね。
つまり、深く酸素を取り込めるからなのです。
鼻から取り入れた空気は、鼻によって湿ります。
すると、肺にスムーズに酸素を取り込みやすくなるため、深く呼吸できるようになるのですね。
しっかりと酸素を取り込めると、特に睡眠中は熟睡できます。
冬は、風邪や体の冷えなどでさまざまな病気やトラブルを起こしやすくなりますが、一番の休養は睡眠です。
毎日、鼻呼吸で熟睡をして疲労回復して、風邪や病気に強い体にしていきましょう!
まとめ
口呼吸ではなく、鼻呼吸のメリットは数多く存在します。まず、鼻にある鼻毛が空気中のウイルスや細菌を防ぎ、風邪や病気予防に寄与します。
鼻呼吸は空気を温めて体温に近い温度にし、冷えを防ぐ効果もあります。特に冬季において、口呼吸により冷たい空気が体内に入り込むのを避けることができます。
また、鼻呼吸は乾燥した空気を湿らせ、小さなゴミを体内に入れにくくする役割も果たします。最後に、鼻呼吸により深い酸素の取り込みが可能となり、熟睡を促進し免疫力を向上させます。
冬の季節においては、鼻呼吸を継続することで疲労回復や健康維持に寄与し、さまざまなトラブルを予防できるでしょう。