寒い季節になると、血流が悪くなりやすいので、ストレスを溜め込みがちになります。
寒さで外に出るのが億劫になると、さらに感情が内にこもって、ストレスが蓄積されて体調不良に発展する恐れがあります。
そんな季節にこそ実践して欲しいのが涙活です。
涙を流すことで驚くほどストレスが解消されて、リラックスできるので心も体もスッキリします。
今回は、心と体の健康維持に最適な涙活の効果と方法をご紹介します。
目次
涙活とは?
涙活とは、涙を流すことでストレスを解消する手段のことです。
偶然に涙が流れるのではなく、意識的に涙が流れるシチュエーションを作ることを涙活と言います。
私たちは、無意識に涙を流すことの方が多いですが、涙を流した後は、なんとなく心も体も軽くなりませんか?
それは、ストレスを解消してリラックスできている証拠であり、そこに涙活の意義があるのですね。
涙活の効果
感情によって涙を流すことで抗ストレスホルモンが分泌され、血液中のストレスホルモンの値が減少すると、アメリカの神経科学者のフレイ博士や東京女子医科大学の研究により明らかにされています。
ポイントは、感情を持って涙を流すことですが、実際に感情の涙が流れると、体内のストレスが排出される効果があります。
また、涙を流すと自律神経の副交感神経が優位になります。
常にストレス状態にある人は、自律神経の交感神経ばかりが働き、リラックスしにくい状態になっています。
その証拠に、夜なかなか眠れなかったり、逆に朝が起きにくいのは、自律神経が乱れているからなのですね。
感情で涙を流すことによって、副交感神経の働きが優位になり、神経がリラックス状態になります。
すると、血流が急に良くなり、体温が上昇したり、代謝が上がって、心も体もスッキリ軽く感じてくるのです。
ストレスで交感神経ばかりが働いている中でも、涙活を行うと副交感神経もしっかり働くようになり、続けることで自律神経のバランスが整います。
涙活の方法
涙活の方法で一番多いのは、泣ける映画を見ることです。
泣ける感動ストーリーの映画を、寝る前に見るだけで、副交感神経が働き、映画を見終わる頃にはウトウトと眠くなっているかもしれません。
そのままの流れでベッドに入って眠れると、深い睡眠が期待できるので、さらなる健康維持につながります。
また、昔のアルバムを見たり、泣ける歌詞の歌を聴いたり、泣ける絵本や小説を読むのも、涙活に効果的です。
涙を流す活動だからといって、あまり力まずに、自然に涙が流れるシチュエーションを作るのがポイントになります。