疲労は、全て同じではありません。
疲労には、5つの種類がありそれぞれ原因や症状が違うため解消方法も違います
例えば、体ではなく脳が疲れているのに体を休めて一日中寝ていても余計疲れるだけです。
今回は、疲労の5つの種類の症状や原因解消法をご紹介します。
筋肉による肉体疲労
体を動かすことで筋肉を使い、その際にファティーグファクターというタンパク質が筋肉に溜まることで、疲労を感じるのが筋肉による肉体疲労です。
運動による疲労の中で対象となるのは、脳以外の部分です。
そのため、眼精疲労も運動による疲労に入ります。
体を動かすことで発生する筋肉疲労もあれば、長時間のデスクワークで同じ姿勢を続けていることで起こる筋肉疲労もあります
。
眼精疲労も目を使う時に目の周りの筋肉が疲労することで起こります。
筋肉による肉体疲労の場合は、ゆっくりとお風呂に入ったり、ストレッチ、十分な睡眠で解消できます。
脳の疲労
長時間何かに集中したり、デスクワークや細かい作業などで、脳を使い続けることで起こるのが脳の疲労です。
細かい作業などで目を使いすぎると、目の神経から脳が疲労することもあります。
脳の疲労が起こると、集中力の低下や物忘れなどが頻繁に起こるようになります。
脳の疲労に気付かずに、体を休める方法で休養を取り、結局疲れが取れないと言うケースが多いです。
脳の疲労がさらに悪化すると、自律神経が乱れてさらなる悪化につながります。
脳の疲労を解消するためには、睡眠をとることが第一です。
脳が唯一休んでいるのは、睡眠中だけです。
もちろん、深い眠りでなければ、脳は十分に休めません。
できるだけ深い睡眠を取れるように、寝る前はパソコンやスマートフォンテレビなどを見ないようにして、リラックスした空間を作ることが大事です。
精神的な疲労
人間関係や環境の変化などでストレスが蓄積し、起こる精神的な疲労もあります。
精神的な疲労に陥ることで、やる気がなくなったり、好奇心が薄れてしまったり、不安が大きくなるといった症状が現れます。
次第に気分が沈んでいき、イライラしたり、食欲が失せてしまったり、睡眠サイクルが乱れたいなどで悪化していきます。
精神的な疲労を解消するためには、まずストレスと向き合うことです。
自分が抱えているストレスと向き合い、どう解消していけばいいのかを考えていくことが解消の鍵となります。
また、精神的な疲労は体を動かすことで気分がリフレッシュされて、解消へと向けていけます。
生理的疲労
生理的疲労は、病気以外の原因で精神や体にダメージが加わり、一時的に健康が損なわれている状態のことを言います。
例えば、過労や生活習慣の乱れ、多忙により利息がしっかり取れていないなどの理由で、精神や体にダメージが加わり続けている状態です。
生理的疲労は、病気が原因ではないため心がけで解消することができます。
まずは、精神が疲れているのか体が疲れているのかを見極めましょう。
精神が疲れているのであれば、ゆっくりと入浴をしたり、リラックスできる時間を作ったり、運動をしたりなどで精神の緊張をほぐしてあげましょう。
体が疲れているのであれば、無理にでも休養の時間を取るべきです。
病的疲労
病的疲労は、病気が原因で起こる疲労のことを言います。
この場合は、休息をしたとしても原因が病気のため、根本的な解消には繋がりません。
根本的な原因となっている病気の治療に専念することが、病的疲労の解消につながります。
まとめ
疲労には5つの種類があり、それぞれ原因や症状、解消方法が異なります。
まず、筋肉による肉体疲労は、運動や長時間の同じ姿勢からくる疲労で、ストレッチや入浴、十分な睡眠で解消できます。
次に、脳の疲労は長時間の集中やデスクワークから生じ、深い睡眠を取ることが重要です。
精神的な疲労はストレスからくるもので、ストレス解消や運動が効果的です。
生理的疲労は過労や生活習慣の乱れが原因で、精神と体のどちらが疲れているかを見極めた対処が必要です。
最後に、病的疲労は病気が原因で、根本的な治療が必要です。
これらの疲労の違いを理解し、適切な方法で対処することで、効果的に疲労を解消できます。
