ある日突然、顔に電気が走るような痛みを感じたら要注意です。
顔には三叉神経という神経が通っています。
何らかの影響で、三叉神経に刺激が加わると、電気が走ったような痛みが起こります。
もちろん、三叉神経痛が発生する原因はちゃんとあります。
今回は、三叉神経痛の症状と予防法をご紹介します。
目次
三叉神経痛の症状
三叉神経痛は、顔に電気が走るような鈍い痛みが発生します。
痛みが起こりやすいのは、洗顔をしている時や冷たい水を飲んだ時、髭剃りなどをしている時です。
痛みの長さは数秒間から1分以上と様々で、間隔を置いてまた痛むこともあります。
ズキンとした痛みで、痛みの具合は人によって違います。
三叉神経痛の原因
三叉神経は、皮膚に刺激を感じた時に脳に痛みを感じたことを伝えるための神経です。
三叉神経に痛みが起こってしまうのは、三叉神経のそばにある血管の収縮により、神経が刺激されてしまうからです。
つまり、血管の収縮により三叉神経が刺激されると、皮膚に刺激を感じた時と同じように、痛みを感じたことを脳に伝えてしまうため、痛みが出てしまうのです。
血管の収縮が頻繁に起こっているのは、高血圧や脂質異常症、糖尿病などが関係している恐れがあります。
また、脳の中に腫瘍ができた場合にも、三叉神経が圧迫されて三叉神経痛を発症することがあります。
三叉神経痛の予防法
三叉神経痛の予防は、主に生活習慣を正していくことがメインとなります。
それは、生活習慣病を防止するのと同じで、動脈硬化や高血圧などを防いで、三叉神経の圧迫をしない血管を保つことです。
まず、食生活では栄養バランスのとれた食事を心がけることですが、特に意識したいのが、人間が生きていく上で欠かせない5大栄養素をとることです。
5大栄養素とは、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルのことです。
この五つの栄養素を必ず摂るように心がけ、糖質や脂質を摂りすぎないように気をつけましょう。
そして、軽い運動を心がけることも大事です。
ハードな運動でなくてもいいので、20分程度のウォーキングをしたりなどで、適度に体を動かしましょう。
運動不足になると、エネルギーがうまく発散されなくなり、食べ物から摂取した脂質や糖質を体の中に溜め込んでしまうことになります。
それによって、血中の脂質や糖質が高くなってしまうため、ドロドロの血液になり、三叉神経を圧迫する原因になってしまいます。
一日に一回20分程度のウォーキングをする習慣をつけるようにしましょう。
まとめ
三叉神経痛は、顔に電気が走るような痛みを引き起こす疾患であり、特に洗顔や冷たい水の摂取、髭剃りなどの際に痛みを感じることが一般的です。
この痛みは、三叉神経が刺激されることによって生じます。主な原因は、周囲の血管の収縮により神経が刺激されることであり、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が関与する可能性があります。また、脳内の腫瘍によっても引き起こされることがあります。
三叉神経痛の予防には、生活習慣の改善が重要です。
栄養バランスの取れた食事や適度な運動を行うことが勧められます。特に、5大栄養素を十分に摂取し、過剰な糖質や脂質の摂取を避けることが重要です。
また、軽い運動を継続することでエネルギーの消費を促し、血中の脂質や糖質の異常上昇を防ぐことができます。一日に20分程度のウォーキングを習慣づけることが、三叉神経痛の予防に役立つでしょう。
これらの対策を取ることで、三叉神経痛の発症リスクを低減し、快適な生活を送ることができます。
