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大人もりんご病になる?どんな症状が出るのか?
りんご病は子どもの病気というイメージが強いですが、大人も感染する可能性があります。子どもと異なり、大人の場合は関節痛や筋肉痛、発熱、頭痛といった症状が目立つことがあります。
特に関節痛は女性に多く見られ、1~3週間続くケースもあります。また、子どもによく見られる頬の赤い発疹は大人には出にくいことが特徴です。
どのように感染する?りんご病の原因と感染経路
りんご病はヒトパルボウイルスB19によって引き起こされ、主に飛沫感染や接触感染で広がります。
ウイルスは潜伏期間中(数日~2週間)から感染力が強く、風邪に似た初期症状を経て発疹や関節痛が現れることがあります。冬から春にかけて流行しやすいとされています。
妊娠中の場合のリスクは?
妊婦がりんご病に感染すると、胎児に影響を及ぼす可能性があります。特に感染初期には流産や胎児水腫などのリスクが高まるため、予防が非常に重要です。
妊娠中に流行地域を避ける、手洗いやマスク着用を徹底するなどの対策が推奨されています。
りんご病はどうやって診断されるのか?
大人の場合、風邪のような症状や関節痛から診断が進められますが、典型的な発疹が出ない場合も多いため診断が難しいことがあります。
必要に応じて血液検査でウイルス抗体を調べる場合があります。
予防や対処法はある?
りんご病に特効薬はありませんが、症状に応じた対症療法が行われます。例えば、発熱や痛みには解熱鎮痛剤、かゆみには抗ヒスタミン薬が処方されることがあります。
予防としては、手洗いや人混みを避けるなどの基本的な感染対策が効果的です。
まとめ
大人のりんご病は、子どもと異なり症状が多様で診断が難しい場合がありますが、正しい知識を持つことで適切な対処が可能です。特に妊婦や免疫力が低下している方は感染を防ぐための対策を徹底しましょう。
健康的な生活習慣を心がけ、免疫力を高めることも予防の一環となります。