日頃の生活の中でのちょっとした癖により、脳が誤作動を引き起こすと、肩こりが生じる原因になるケースが多いです。
ひとつの例として、左右の一方に重心をかけるような生活をしていませんか?
そうした癖がある人は、脳の誤作動が起こっている可能性が高いです。
脳の誤作動による肩こりにスポットをあてて生まれたのが、NHKためしてガッテンでも紹介されたハンガー反射という対策方法です。
今回は、肩こりの要因になっている脳の誤作動や対策のためのハンガー反射について徹底的にお話しします。
目次
脳の誤作動による肩こりの原理
脳の誤作動が原因となって肩こりが起こるという原理は、簡単には理解し難いものではないでしょうか。
肩や首は、首から背中につながっている僧帽筋と側頭部から鎖骨にまで伸びている胸鎖乳突筋が硬化することで凝ってきます。
もちろんその他にも原因がありますけど、僧帽筋と胸鎖乳突筋の凝りが一番多いです。
僧帽筋と胸鎖乳突筋が凝り固まる原因の一つに脳の誤作動があります。
元来筋肉は脳から分泌されるホルモンのドーパミンによって動かせるメカニズムになっています。
しかし、何らかの影響で脳が誤作動を起こしてしまうと、ドーパミンがいつまでも出続けることになり筋肉が緊張しやすくなるのです。
一言でいうと、ハンガー反射は脳の誤作動によって硬くなってしまった僧帽筋と胸鎖乳突筋を緩めることで、肩こり解消に向ける対策方法なのです。
脳の誤作動が起こる原因
脳の誤作動が起こる原因は、毎日の生活の中で右か左のどちらかだけに重心をかける癖を繰り返していることです。
例えば、机に肘をかける時はいつも右肘、足を組むときはいつも左足が上、鞄を持つときはいつも右肩ばかりなどの動作を重ねていると、脳が誤作動を起こしてしまうのです。
脳内物質のドーパミンは、筋肉の状態を見ながら筋肉を緩めたり緊張させたりするためにバランスを考えて分泌されています。
しかし、重心がどちらかにずれてしまうと、ずっとバランスをとらなければいけないため、筋肉を働かせようとしてドーパミンが出続けるのです。
これが、脳の誤作動のメカニズムです。
肩こりを解消するハンガー反射の方法
脳の誤作動の改善に最適なのがハンガー反射という方法です。
ハンガー反射は、針金でできたハンガーを使用して行います。
ハンガー反射の方法は、次の通りです。
1.針金のハンガーの三角形の底辺の一番長い部分を内側にへこませます。凹ませた部分を片方のこめかみに当てます。
2.その状態のまま目を閉じて、10分間リラックスします。姿勢は立っていても座っていてもかまいません。右と左交互に行いましょう。朝と昼に1回ずつ行うのがベストです。
やってみれば分かりますが、このようにハンガーをかぶると、ハンガーを当てているこめかみの方向に首が回ります。
それはこめかみを刺激することで、胸鎖乳突筋が緩むからです。
胸鎖乳突筋が緩むと、つながっている僧帽筋も緩みやすくなるため、肩こりの解消につながります。
まとめ
脳の誤作動による肩こりにスポットをあてて生まれたのが、ハンガー反射という対策方法です。
動画を見つけました。参考にやってみてください。
https://youtu.be/TUwnxqneRfw