外の温度が上昇してくると、丈が短いスカートや半袖などを着たり、サンダルやミュールを着用する機会が増えます。
そうした場合に目につくのが、膝や肘、かかとなどの関節部分の黒ずみです。
乾燥や摩擦の積み重ねにより、膝や肘、かかとなどといった関節部分が黒ずんでしまうのです。
できる限り早く解消しない限り、益々目立つようになって、対処法が困難になります。
今回は、膝や肘、かかとなどの関節部分の黒ずみを家で解決するための方法をご提案します。
目次
肘や膝などの黒ずみが発生する原因は何?
肘や膝などの関節部分に黒ずみができる原因は、3つあります。
・何度も摩擦している
体を洗う時にゴシゴシこすったり、衣類がコスレていたりしたら、摩擦により黒ずみが発生します。
床などに膝をついたり、机などに肘をついたりする人も注意が必要です。
・圧力をかけている
摩擦だけに限らず圧力を頻繁にかけていると、そのダメージにより膝や肘、かかとなどの関節部分に黒ずみが生じます。
肘や膝をついたり、立ち仕事が多いことによりかかとに重心をかけて歩いたり立ったりするクセがある人は、特に注意が必要。
・乾燥している
膝や肘、かかとなどの関節部分は、がんらい視線が少なく乾燥しやすいゾーンです。
保湿お手入れなどをせずにそのままにしておくと、年をとるにつれて乾燥しやすくなり、黒ずみの要因になります。
皮膚は乾燥するとバリア効能が悪くなるため、角質層を厚くして肌を防御しようとします。
その機能により、肘や膝踵なども角質層が分厚くなり、黒ずみの要因になります。
ピーリングによる角質ケア
黒ずみが際立つひじやひざかかとなどは、角質層が分厚くなっているかも知れません。
黒ずみ解消ケアの基本として、まずピーリングにより角質層を柔らかくすることが良いかもしれません。
レモンに含まれるクエン酸にはピーリング効果を見せてくれます。
市販のピーリングソープには、フルーツ酸が用いられているものがいっぱいあります。
フルーツ酸には多様な種類がありますが、その中にクエン酸があります。
家で出来るレモンを使ったピーリング角質ケアは、次にあげる通りです。
1.レモンを1cm幅程度に、スライスします。
2.スライスしたレモンを黒ずみがあるところに乗せて、約10分位放って置きます。
3.レモンを取り外したらホットタオルを乗せて温めてから、くっ付いたレモン汁をふき取りましょう。
レモンパックによるピーリング角質ケアの回数は、週に3、4回位です。
頻繁に行うと、角質層が薄くなりすぎて乾燥しやすくなるので、気をつけましょう。
保湿による角質ケア
ピーリングで角質を柔らかくしてから、きちんと保湿をして乾燥を防止することで、黒ずみを解消することができます。
ピーリングによる角質ケアと一緒に、保湿ケアもしましょう。
保湿ケアに使う保湿剤は、保湿成分が入っていればローションやクリームなど使い勝手が良いものでもいいですが、とりわけお勧めなのは、ワセリンとシアバターです。
個々の特徴を見てみることにします。
・ワセリン ワセリンとは、原油を原料に高純度で生成して作られた保湿剤なのです。
肌表面を保護する効能を持っており、乾燥しやすい肌をコーティングして保湿しながら防護してくれます。
・シアバター シアバターは、アフリカに生息しているシアという木の種から採れる植物性オイルです。
ステアリン酸やオレイン酸、リノール酸などの脂肪酸が主成分となっており、それらの成分は人間の皮脂と似た性質を持っているため、皮脂腺が少ない部分の皮膚を皮脂代わりになって保湿しながら保護してくれます。
普段から使っている保湿剤や保湿クリームを利用しても、肘や膝などがあんまり潤わない場合なら、ワセリンやシアバターなども使って入念に保湿してあげましょう。
まとめ
乾燥や摩擦の積み重ねにより、膝や肘、かかとなどといった関節部分が黒ずんでしまうのです。
ピーリングや保湿で関節部分の黒ずみをとりのぞいてあげましょう。