一人で気兼ねなく歌える一人カラオケは、ストレス解消効果が高く、血流促進や様々なホルモンが分泌されるため、健康にも良い影響をもたらします。
年齢を重ねると、認知症などの脳の病気の発症率が高くなりますが、一人カラオケにより脳の働きが活性化されるので、認知症予防も期待できます。
今回は、一人カラオケがもたらす健康効果をご紹介します。
目次
精神状態が安定する
気兼ねなく一人カラオケで心地よく歌を歌うことで、脳内ホルモンのエンドルフィン、オキシトシン、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどが分泌されます。
これらの脳内ホルモンは、脳の働きを安定させて、穏やかな感情へと向けてくれます。
別名で幸せホルモンとも呼ばれており、歌うだけで精神状態が安定します。
脳の働きが活性化する
歌詞を目で追いかけながら音程やリズムをとって楽しく歌うことは、脳の活性化にもつながります。
楽器の演奏にも同じことが言えますが、楽譜や歌詞を読みながら演奏や発声をするのは、脳を複合的に無理なく使うため、活性化につながるのです。
さらに、脳内ホルモンの幸せホルモンがたくさん分泌されることもあり、さらに脳の働きが活発になります。
認知症の予防や記憶力、集中力の向上につながります。
血流が促進される
肺だけではなく、お腹も使って呼吸しながら一人カラオケをしていると、沢山の酸素を体内に取り込んで、体内の二酸化炭素をしっかりと吐き出せるため、血流が良くなります。
好きな歌を歌う時のリラックス効果は高く、ストレスや緊張などで収縮していた血管が拡張されて、さらに血流がスムーズになります。
発声とともに呼吸を繰り返すことで、筋肉や関節などを収縮させられるので、運動効果も得られて血流が促進されます。
深い呼吸によって脳内の血管の収縮と拡張が活発になるため、脳の真ん中辺りの脳底動脈の血流が促進されて、気分がすっきりします。
血圧が安定する
歌った時に脳内で分泌されるオキシトシンが心拍数の上昇を安定させるため、それに伴って血圧も安定します。
年齢を重ねるごとに、血圧が高くなりやすいですが、一人カラオケをすることで血圧を下げられて安定させられるので、生活習慣病の予防にもなります。
また血圧が安定すると、イライラなども少なくなり穏やかに過ごせるようになります。
寿命が延びる
一人カラオケをすると、様々な健康効果が得られるため、寿命が延びると言われています。
これは、イギリスのハーバード大学と言える大学の共同研究によって明らかになったことです。
この研究結果は、2008年に発見されたイギリスのテレグラフ誌でも紹介されました。