年齢を重ねるほど、代謝が下がって行きます。
代謝が下がると、食事で摂取した脂質や糖質が体内に溜まりやすくなり、脂肪がつきやすくなります。
年齢やその他の影響で下がってしまった代謝をサポートしてくれるのが、ビタミンB群です。
今回は、ダイエットにおすすめなビタミンB群の効果と食材をご紹介します。
目次
ビタミンB群で痩せられる理由は?
ビタミンB群には、食事から摂取した脂質や糖質を変換する代謝をアップさせる効果があります。
また、糖質や脂質を分解する効果もあるので、体内に脂質や糖質が溜まりにくくなります。
置き換えダイエットなどで栄養が偏り、ビタミンB群が不足すると、逆に代謝が下がって痩せにくくなります。
また、ビタミンB群には、ストレス解消や疲労を回復させてくれる効果もあるため、健康や精神面の安定にとって大事な栄養素なのです。
ビタミンB群の種類別の効果と食材
ここで、ダイエットに効果的なビタミンB群の種類とそれぞれの効果や食材をご紹介します。
ビタミンB1
ビタミンB1は酵素の働きをスムーズにして、糖質の分解をサポートします。
それによって、エネルギー変換を円滑にして代謝をアップします。
疲労回復のためのビタミンとしても有名です。
ビタミンB1は豚肉やレバー、ナッツ類やうなぎ、豆類に多く含まれています。
ビタミンB2
ビタミンB2は、糖質だけではなく脂質やタンパク質の代謝をアップさせて、エネルギーへと変換してくれます。
肌を正常に保つ働きもあるため、美容のビタミンとしてもよく知られています。
ビタミンB2は、レバーや卵、ほうれん草、納豆、乳製品、うなぎなどに多く含まれています。
ナイアシン
ナイアシンの働きは、ビタミンB1とよく似ています。
糖質や脂質の代謝をサポートする酵素の働きを助けて、痩せやすい体質へと変えてくれます。
また、アルコール分解もスムーズにしてくれるので、二日酔い防止のビタミンとしても有名です。
ナイアシンは、鯖やカツオ、ぶり、豆類、落花生などに多く含まれています。
ビタミンB6
ビタミンB6は、タンパク質の分解や合成をスムーズにする働きを持つビタミンです。
タンパク質をたくさん摂取していても、分解や合成がスムーズにいかなければ、タンパク質本来の機能を果たしにくくなります。
タンパク質の分解や合成がスムーズになると、特に筋肉がつきやすくなるので運動している人は、さらにダイエット効果が期待できます。
ビタミンB6は、バナナやレバー、カツオ、マグロ、肉などに多く含まれています。
ビオチン
ビオチンには糖質や脂質、タンパク質の代謝をサポートする効果があります。
それによって、食べていても太らない体へと変えて、ダイエットのサポートをしてくれます。
ビオチンは、いわしや茹でた大豆、卵黄、牛や豚の肝臓などに多く含まれています。
まとめ
年齢を重ねると代謝が下がり、脂質や糖質が体内に溜まりやすくなります。
しかし、ビタミンB群は代謝をサポートし、ダイエットに効果的です。ビタミンB1は糖質の分解を、B2は脂質やタンパク質の代謝を促進します。
ナイアシンは二日酔い防止にも役立ち、ビタミンB6は特に筋肉の形成を支援します。
そして、ビオチンは糖質や脂質、タンパク質の代謝を助け、ダイエットをサポートします。
これらのビタミンB群は豚肉、レバー、卵、魚、豆類などの食材に豊富に含まれています。バランスの取れた食事とともに、ビタミンB群を意識して摂取することで、健康的なダイエットを実現できます。