パソコンやスマートフォンを使う機会が増えると、知らないうちに猫背になりがちです。
猫背の姿勢に慣れてしまうと、腹筋や背筋の力が衰えてしまい、ピンと背筋を伸ばしても維持するのが難しくなります。
すると、さらに猫背が深刻化していきます。
そんな猫背は慢性化するほど、身体に様々な悪影響を及ぼします。
今回は、猫背による影響と本当の治し方をご紹介します。
目次
猫背が身体にもたらす悪影響
猫背が慢性化すると様々な不調が現れます。
首こりや肩こり
人間の頭の重さは、なんと約5kgもあります。
それを支えている首や肩には、日々大きな負担がかかっています。
これを正しい姿勢で支えていれば問題はありませんが、猫背になるとバランスが崩れて、その負担が首や肩に行ってしまいます。
また、猫背で過ごしていると胸の部分にある大胸筋と肩から背中にある僧帽筋にこりが生じます。
この2つの要因から、首こりと肩こりが起こって慢性化します。
呼吸が浅くなる
背中が丸くなることで胸を閉じるように姿勢になってしまうので、呼吸が浅くなります。
胃腸の調子が悪くなる
胸だけではなくお腹も圧迫されるので、胃腸の働きも低下します。
このように、猫背は身体に様々な悪影響をもたらしてしまうのです。
猫背を直すなら体幹トレーニング!
猫背を正そうと、背筋をピンと伸ばすと背筋と腹筋に疲れを感じませんか?
つまり、正しい姿勢を保つ時には胴体の筋肉が必要なのです。
しかし、今まで猫背だった人は背筋も腹筋も衰えてしまっています。
だからこそ、体幹トレーニングで胴体のインナーマッスルを鍛えるべきなのです。
インナーマッスルを鍛えると、自然に背筋もピンとします。
猫背を直すための体幹トレーニング方法
体幹トレーニングは、スペースもあまり要らずに数秒?数分でできてしまう気軽にできるトレーニング方法です。
体幹トレーニングにはいろんな種類がありますが、ここでは、一番簡単なプランクというトレーニング方法をご紹介します。
1. うつ伏せで寝た状態から、床に肘とつま先だけを付きます。
2. 両膝を肩幅程度に開いて、肘の位置は肩の真下にあるかを確認します。
3. 頭からかかと部分が一直線になるように意識をして、お腹周りに力を入れます。
4. 肩甲骨をキュッと引き締めるような感じで寄せたら、視線はまっすぐ下の床を見ます。
これで、30秒?1分間静止します。
これを1日に3セット以上を目安に行ないましょう。
まとめ
猫背が慢性化すると首こりや肩こり、呼吸の浅さ、胃腸の不調などの悪影響が現れます。頭の約5kgの重さを支える首や肩に猫背が加わるとバランスが崩れ、これらの不調が慢性化します。
猫背を正すためには体幹トレーニングが効果的で、これによって背筋と腹筋を強化し、正しい姿勢を保つことができます。
特にプランクは手軽で効果的な体幹トレーニングの一つであり、うつ伏せの状態から肘とつま先を床につけ、背筋と腹筋に力を入れることで体幹を鍛えます。
このトレーニングを1日に3セット以上行うことで、猫背の改善が期待できます。体幹トレーニングはスペースを取らず手軽に行えるため、日常生活に取り入れることが重要です。
猫背による悪影響を軽減し、健康な姿勢を維持するために積極的な体幹トレーニングが必要です。