女性に多いと言われている、鉄欠乏性貧血。
鉄欠乏性貧血を防ぐには、食生活が肝心だとご存知ですか?
食事内容や食事方法に気を配ることで、鉄欠乏性貧血を起こしにくくすることができるんですよ。
鉄欠乏性貧血を防ぐ食生活についてご紹介します。
目次
鉄欠乏性貧血ってどんなもの?
体内の鉄分が不足することで起こる、鉄欠乏性貧血。
種類がある貧血の中で、鉄欠乏性貧血が全体の約7割を占めていると言われています。
鉄欠乏性貧血の症状には、頭痛、動機、めまい、ふらつき、むくみ、倦怠感などがありますよ。
鉄欠乏性貧血が起こる原因には、偏った食生活による鉄分不足があります。
月経の出血が多い女性は、体内の鉄分を失う量も多くなってしまうため、貧血になりやすいと言われていますよ。
胃潰瘍など体に傷がある場合には、そこからの出血により鉄欠乏性貧血となってしまうこともあるようです。
鉄欠乏性貧血を防ぐためには、外から鉄分を補ってあげるのが効果的ですよ。
鉄欠乏性貧血を防ぐのに効果のある食材
体に吸収できる鉄分には、ヘム鉄分と非ヘム鉄分があります。
ヘム鉄分は肉や魚などに含まれている鉄分で、体への吸収率が高いことで知られています。
非ヘム鉄分は、野菜や乳製品などに含まれている鉄分で、ヘム鉄分よりも吸収率が低いと言われていますよ。
効率的に鉄分を摂りたいなら、ヘム鉄分を摂るのがオススメです。
ヘム鉄分を多く含む食材には、レバー、牛肉、青魚、貝類などがあります。
非ヘム鉄分を多く含む食材には、ほうれん草、わかめ、海藻類などがありますよ。
食材から鉄分を摂れない場合には、鉄分を補ってくれる栄養ドリンクやサプリメントを活用するという方法もありますよ。
鉄欠乏性貧血を防ぐのに効果的な食事方法
鉄分を多く摂るには、食材の組み合わせも大切です。
それによって、吸収率を上げることも下げることもできるんですよ。
非ヘム鉄分と一緒に摂ってほしいのが、動物性タンパク質。
肉、海老、ツナなどの動物性タンパク質を含んだ食材と合わせて食べることで、非ヘム鉄分の吸収率を上げることができます。
ビタミンCも、鉄分の吸収を上げてくれる栄養素の一つ。
ビタミンCを多く含んだ食材には、ピーマン、芽キャベツ、アセロラ、ゆずなどがありますよ。
逆に鉄分の吸収率を下げる栄養素には、タンニンがあります。
タンニンは、コーヒーやお茶などに含まれていますよ。
食材の組み合わせを工夫して、鉄分の摂取量を増やしてくださいね。